「時差」の計算が、分かりません…。
中学生から、社会のご質問をいただきました。
「時差の計算が苦手です…。
簡単なやり方、ありますか?」
はい、もちろんです。
すぐ分かる方法がありますよ。
「経線」を使って、
時差をサクッと求める方法、
教えてしまいましょう。
読めば“お得”な地理レッスン。
さあ、成績アップへ、行きますよ!
■まずは準備体操を!
“えっ? 経線って何ですか”
“地図上に引かれた、縦の線…?”
と驚いた人はいませんか。
でも、そんな皆さんは、
こちらのページをまだ読んでいませんね?
◇「緯度」と「経度」
⇒ 地球上での位置(住所)を表す
大事な地理のコツを、
しっかり解説しています。
(ネット検索で、
途中から読み始めた中学生も
いると思います。
大事なページは、リンクを貼って
読めるようにしておきますね。
社会のコツは、基礎から順に
積み上げることです。
一歩ずつ、実力アップできますよ!)
…
■「15度」で1時間の時差
では、準備のできた中学生に向けて、
本題へと進みましょう。
結論から言うと、
・覚える数字は「15」
こうなります。
経度が「15度」ちがうと、
時差が1時間です。
なぜ「15度」なのか?
それは――
・地球が1日に「1回転」するから
・1回転は360度だから
という“自転”の話です。
(⇒ 自転については、「理科」で学習します。
こちらのページに、要点をまとめました。)
「15」になる理由ですが、
・地球は1日に1回転(360度回転)
・1日は24時間
↓ だから…
・24時間かけて、360度回転するので
⇒ 1時間あたり、「15度」動く
こういうことなんです。
大事な数字「15」を、覚えましょう。
魔法の数字です。
まさにこれがコツ!
…
■「15」で割る ⇒ 時差が分かる!
よくあるテスト問題に、
こんなものがあります。
--------------------------
ロンドンと東京は、
経度で135度離れている。
時差は何時間か?
--------------------------
さっそく解きましょう。
実は、とても簡単です。
・15度ちがえば、「1時間」違う
・では、135度違うときは?
「15」という数字を覚えた人には、
ただこれだけの問題ですね。
(小学生の計算です。)
結論から言うと、
★「15」で割る
という技を使うだけです。
これが地理の必殺技。
すぐに答えが出ます。
(式)135 ÷ 15 = 9
(答)9時間
これでバッチリ、正解です!
社会のコツが、見えましたね。
…
■「経度」を自分で測れと言われたら?
テスト問題は、
もう少し考えさせることもあります。
-----------------------
ロンドンは東経0度、
東京は東経135度である。
時差は何時間か?
-----------------------
さあ、行きましょう!
「さっき、やったじゃないですか」
「9時間ですよね」
と暗記で答えるのは、今日はなしで(笑)
(もちろん、「ロンドン~東京」の時差は
“最もよく出る問題”なので、
暗記で「9時間」と答えても、
正解にはなります。
が、他の問題も出ますし、
せっかくなので、“方法”を押さえましょう。)
また必殺技を教えましょう。
★「数直線」を使え!
こうです。
これで答えが見えてきます。
数学で習った「数直線」を使いましょう。
横線を引いて、真ん中に0を。
数学と違うのは、「東」「西」を
書き込むことだけ。
こんな風になります。
西 0 東
-------|-------
ここに、
「ロンドン」「東京」を書き込みます。
ロンドンが0度、
東京が135度ですよ、と
問題にありますね。
ロンドン 東京
↓ ↓
西 0 135 東
-------|-----|-
東京は、「東経」135度ですよと
問題に書いてありますし、
西の方に書かないでくださいね。
このあたりもしっかりチェック!
さて、あとは――
東京とロンドンの「幅」を
数直線で測ればOKです。
「0」と「135」の幅(=差)は、
135度ですね。
両国が、135度離れていることが、
こうして分かります。
あとは、出てきた135度を、
「15」で割れば、
(答)9時間
と分かるのです!
“おおっ!”
という声が聞こえました。
そう、これが成績アップの鍵です。
…
■テスト問題を攻略!
では、よくあるテスト問題を、
もう少しお見せしましょう。
--------------------------------
東京は東経135度、
エジプトのカイロは、東経30度。
時差は何時間?
--------------------------------
数直線を書きましょう。
そして、東京、カイロを書き込む。
カイロ 東京
↓ ↓
西 0 30 135 東
-------|-|---|-
幅をはかります。
幅は「差」なので、引き算ですね。
135 - 30 = 105
両国は、経度が「105度」離れています。
あとは、15で割ればOK。
(答)7時間
となりますね!
---------------------------
東京は、東経135度、
ニューヨークは、西経75度。
時差は何時間?
---------------------------
数直線を書きますが、
ニューヨークが「西経」なのが
ポイントですね。
ニューヨーク 東京
↓ ↓
西 75 0 135 東
---|---|-----|-
東経と西経で“分かれた”ときは、
ただの引き算では出ません。
真ん中の0度(ロンドン)と、
東京は135度、離れています。… [1]
真ん中の0度(ロンドン)と、
ニューヨークは75度、離れています。… [2]
ですから、合わせます。
[1] と [2] を足すのです。
「210度」離れていることが、
こうして分かりますね!
(数学的にいうと、
0より左の「西経」は、
マイナスの数ということです。
ですから、引き算だけで求めようとすれば、
135 - (-75) なので、
結果的に“足し算”になるわけです。
面白いですね!)
210度を、例によって15で割る。
これで、
(答)14時間
と分かるのです。
“おおっ!!”
感動の声が出ましたね。
「時差の計算」は、怖くありません!
…
さあ、中学生の皆さん、
次のテストは期待できそうですね。
定期テストは、「学校ワーク」から
たくさん出るものです。
スラスラできるよう、
繰り返し練習しましょう。
社会もグイッと、上げられますよ!
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