一夜漬けでも何とかなりますか？｜中学生の「成績アップ術」

一夜漬けでも何とかなりますか？

　
中学生から、こんな相談が届きました。

「明日が定期テストなのに
　社会のプリントがあと３枚もあります。

　どうしても一夜漬けになるなら、
　夜にやるべきですか？それとも朝ですか？」

以前ご紹介した、“定期テスト攻略法”を生かして
暗記プリントを作ったんですね。偉いです！

結論から言えば、

「夜にやって、朝にまた練習する」と、
一夜漬けでも２倍の効果が得られます。

脳の仕組みと合わせて説明しますね。

■脳は、寝ている間に記憶を整理する
　　　　　　　　　　↓
■つまり、寝る事で、記憶が定着する！

脳というのは、眠っている間も活動しています。

何をしているかというと、１日の出来事を整理して、
「記憶」として定着させているんです。

ですから、暗記系科目は寝る前に練習すると、

睡眠中に記憶が整理され、定着するので、
頭に残る率がグッと上がります。

何かを頭にインプットしたら、「一度寝る」。
これが成績アップのコツです。

■朝にも練習すれば、２倍の効果が！

さらに効果を倍増させるのが、

「起きたらもう１度練習する」という方法です。

目覚めた朝には、気持ちも新しくなっていますし、
新鮮な気持ちで暗記プリントに向かえますよね。

しかも、昨夜インプットした記憶は、
睡眠中に整理されていますから、

・思い出しやすい（＝空欄にスラスラ書き込める）

・自信がつきやすい（＝テストも行けそう、と思える）

という２つのメリットが生まれます。

「行けるぞ！」という気持ちでテストに臨む方が、
結果も良くなるものですから、

メンタル効果も加わって、
さらに得点アップしやすくなりますよ。

部活などが忙しくて
一夜漬けになってしまった時は、

この方法で“効果２倍”を狙いましょう。

…

＜最後に、大事な話＞

ところで、今さらなのですが、

当たり前の話も一応しておこうと思い、

皆さんのために一言添えます。

「一夜漬け」に追い込まれるのは、
本当のことを言えば計画ミスです。

“成績を大きく上げたい”

“志望校に合格したい”

という気持ちが本物なら、

「一夜漬け」にならないように、
次はしっかり計画しましょう。

定期テストなら「２週間前」から
始めるのが基本になることを、

「テスト対策について」という記事で
ご説明しています。

このサイト全体で、成績アップ法を
多角的にお伝えしているので、

ぜひ丁寧に読んでみてくださいね。
　