「字が汚い」息子…。声がけのコツとは？（必見）

「字が汚い」ことを、指摘し続けたら…。

　
中学生の親御さんから、こんなご相談が届きました。

「字が汚いので、注意しました。

　きれいにはなりましたが、

　数学テストが時間切れに…」

ご心配、よく分かります。

時間配分ミスは、成績低下に
つながりやすいですね。

とても大事なご相談と感じました。

結論から言えば、

◇字のきれいさよりも、

　「時間内に解く」ほうが重要！

これが優先順位です。

“お子さんにどうお声がけすべきか”

意見をまとめますので、

ぜひ丁寧に読んでみてください。

読めば“お得”なコツ情報。

さあ、成績アップへ、行きますよ！

…

■まずは準備体操を！

今回のお話は、

実は前提があります。

「あまりにも字が汚いと、

　計算ミスが起きやすい」

これは事実なので、

こちらのページで詳しく説明し、

・どんな文字が要注意か

・お子さんにどう伝えるべきか

を解説しました。

“そうだったのか！”

「字が汚い」という問題について、

１つ目の納得が得られると思います。

「計算ミス」が減り、

成績アップにつながるので、

ぜひ先にご覧ください。

（ネット検索で、

　途中から読み始めたかたも
　いると思います。

　大事なページは、リンクを貼って
　読めるようにしておきますね。

　成績アップのコツは、大事な順に
　積み上げることです。

　一歩ずつ、お子さんを導きましょう！）

…

■字の修正は「ほどほど」に！

「準備体操」で述べた通り、

・要注意の文字はあるけれども

・全部の字を直そうとしない

これがポイントです。

お子さんに対して、

言いすぎれば、逆効果に。

たとえば――

△ “あなたは字が汚い”

こう一言でまとめてしまえば、

お子さんの姿勢への
全否定に聞こえ、

意欲が下がってしまいます。

また、真面目なお子さんなら、

“全部の字を直さなきゃ…”

と考えすぎ、書くのが遅くなる。

遅くなれば――

テストの時間内に
解き終わらず、

かえって成績低下に…。

これでは、逆効果ですよね。

今回のご相談は、

実はこのパターンなのです。

“では、どうすべきなのか”

発想の転換をオススメします。

…

■「速い」方が、価値があることも

お子さんへのお声がけには、

コツがあります。

なるべく“姿勢”を認めてあげて

自尊心を育てる方がよいのです。

中学生にもなると、

数学テストは問題数が増えます。

「時間内に終わる」ことも、
だいじな学力のひとつ。

ですから――

・計算が正確である限り

・１つ１つの文字がきれいである事より

・「速い」方が要求に応えている

（＝学力があると言える）

こう捉えましょう。

文字を気にしすぎて
遅くなってしまうより、

速く解ける方が、価値がある。

この観点から、

“解くスピードが速いね”

“頑張っているからだね”

と、文字よりもスピードを認め、

褒めてあげてください。

（特に、練習の成果によって

　以前より速くなったと分かる時は、

　その「姿勢や努力」を認めることが

　とても大切になります。）

こうすれば、「意欲」が増しますし、

自主的に練習を重ね、
さらに速くなっていくでしょう。

一層の成績アップが狙えますよ！

…

＜まとめ＞

字が汚いことによって

計算ミスが起きやすいのは事実です。

しかし、

「ミスにつながりやすい文字」は、

お子さんの答案を観察すれば、
特定できます。

ですから――

◇特定した文字については

　お勧めした方法で注意を促す

◇それ以外については、

　神経質に直さず、
　むしろスピードを重視する

この２点がポイントです。

お子さんの姿勢を認め、

“自分に自信を持てる”

生き生きした中学生を育てましょう！
　