「反抗期」の中学生を、勉強させるには？

反抗期の中学生に、勉強させる方法とは…？

　
中学生の親御さんから、こんなご相談が届きました。

「反抗期の息子に勉強させるには、
　どうしたらいいですか？」

反抗期のお子さんへのお声がけは、

ストレートに言うと反発されますので、
なるべく変化球で語りかけましょう。

「勉強しなきゃダメでしょ！」と言うと反発するので、

「勉強は別に、しなくていいよ」などと、
やわらかく言ってみましょう。

投げやりにそう言うのではなくて、
ごくごく、やわらかく言うのがポイントです。

反抗期のお子さんは、親御さんの言うこと、

特に命令調で言われることに対して
反発してきますので、

・なるべく命令口調で言わない
・反対のことを、あえて言ってみる

というのが有効なのです。

■「本当にそれでいいの？」と不思議がらせる

大人の言うことが、だいたい正しいということは、
反抗期のお子さんにも分かっています。

分かっているから反発するのです。

（あまりにも正しいことを、強く言われると、

　まったく反論できなくて悔しいので、
　かえって感情的に反発してきます。）

むしろ、

「別に、勉強しなくていいよ」

などとお母さんが発言することで、

お子さんはよい意味で面くらい、
自分で真意を考え始めるでしょう。

反抗期というのは、

「大人の言うことを、一度疑ってみて、
　その上で自分で考える」という、

お子さんなりの、自立の始まりです。

ですから、お母さんが「勉強しなくていい」と言えば、

「それってホントかな？」

「もしかして、“しなくていい”と言った、
　お母さんの意見、間違ってないかな？」

と、お子さんは自分で考えるようになるのです。

押せば押すほど、

お子さんは同じ力で反発してきます。

ですから力で押さずに、やんわりと、
お子さんに考えさせるのがポイントです。

あまり正論を言い過ぎないことも、
けっこう大切なので、

「逆転の発想」でアプローチしましょう。

お子さんの可能性を信じて、
待つことで花開くこともありますよ！
　