テレビばかり見て、勉強しないんです…｜中学生の「成績アップ法」

テレビばかり見て、子供が勉強しないんです…

　
中学生の親御さんから、こんなご相談が届きました。

「うちの子はテレビばかり見ていて、
　ちっとも勉強しないんです。

　勉強させる方法はありますか？」

はい、もちろん方法はあります。

以下の手順に従って、
お子さんに正しい情報を与えましょう。

その上で、押し付けずに導けば、

お子さんは少しずつ
机に向かうようになります。

丁寧に読んでみてくださいね。

■テレビ三昧には、理由がある！

“暇を持て余す”中学生は、
けっこう多いです。

正確に言えば、

それは本当に暇なのではなく、
暇だと「感じている」だけなのですが、

なぜ、そういう感覚が生まれるのかについて、

こちらのページで、解説しています。

上記ページは、

★ゲームばかりしているお子さんに、
　生活を見直してもらう方法

なのですが、お読みいただけると、

テレビにもそのまま当てはまる事が
分かると思います。

「青い字」をクリックすると読めますので、

ここでは要点だけを申し上げると、

“学習時間がゼロ”では、
入試の「英語＋数学」は間に合わない

という現実があるのですが、

お子さんはその事に気づいておらず、

「３年生の最後で間に合う」と思っています。

また、勉強というのは“宿題”のことで、

△宿題が終わったら、義務は果たした
　（あとはテレビでＯＫ）

△宿題は先生が考えて出したものだから、
　“それだけ”で高校に入れる

と誤解しています。

こうした誤解に対しては、

“正しい情報”を、データに基づいて
与える必要があります。

（そうでないと、お子さんは納得できないからです。）

親御さんの、

×「勉強しなさい！」

という漠然とした言い方では、

お子さんは“具体性”を感じず、

いつもの根性論がまた始まった、と
煙たがるだけなので、

説得の仕方にもコツがあります。

（しかも、命令口調では、

お子さん自身の判断や
人格を認めない言い方に聞こえるので、

反発をあおり、逆効果ですよね。）

こういった点に触れながら、

解決策について、上記のページに
詳しく記載しましたので、

ぜひご覧になってみてください。

成績アップの始まりになりますよ。

■テレビを“禁止する”必要はありません！

テレビやゲームに、

度を超えて依存するのは
もちろん問題ですが、

かといって、

それ自体が有害というのは
言いすぎです。

大人にとってのお酒と似ています。

節度を超えれば問題ですが、

避ければ避けるほどよい、という
話ではありません。

上手につきあえば、気分転換になり、

友人との話題も増え、
明日もがんばろうと思える、

それこそが本当の趣味と言えますし、

「絶対禁止！」などとガミガミ言われたら、
生きがいごと減りそうになる…

そういうものですよね。

（うなずいている親御さんが多いことを祈ります。）

ですから、

自分がされて嫌なことを、
お子さんにしないでください。

もしそれをやっているせいで、
親子関係が悪くなったり、

お子さんの学習意欲が減ったり
しているのだとしたら、

親御さんの心がけで、それは改善できます。

成績アップは、そこから始まりますよ！

禁止しなくても、上手な付き合い方を
教えることは可能です。

先ほどの記事をお読みいただければ、

テレビをどのくらい見てよいのかが
逆算できますし、

録画をして、「後から見る」という技もありますね。

たとえば、こんな方法はどうでしょうか。

■テレビとの付き合い方

こんな手順を取り入れてみましょう。

1. 絶対に見たい番組を、その日ごとに選ぶ

　（番組に優先順位をつける）

2. その番組は必ず録画する

3. 最低限すべきこと（※先ほどの記事にあります）に
　まず取り組み、

4. その日の学習が終わったら、
　自分へのご褒美として、テレビ（録画）を見る

この方法なら、非常に高い確率で、
勉強と趣味を両立できます。

“テレビを見たいから、やるぞ！”

という感覚でも最初はかまいません。

録画すればＣＭも飛ばせて、
５分、１０分と節約できます。

（１年間で考えれば、
　かなりの効率アップになりますよ。）

…

このようにして、

テレビとの上手な向き合い方について、

ご家庭でコツを掴みましょう。

「勉強しない…」というご心配も、
すっかりなくなる筈です！
　