悩みにサヨナラ! 「主格」と「所有格」 | 中学生の「英語」のコツ

教科ごとの勉強法

「主格」や「所有格」って、何ですか…?

 
中学生から、こんなご質問をいただきました。

主格とか、所有格って何ですか。

 I と my のことでしょうか」



すごく良い質問ですね!

結論から言えば、おっしゃる通りです。


今回は、

「わたし」を表す代名詞

の話に限定しますが、

この前提ならば、

主格I のこと

所有格my のこと

と言い切れます。


外国語の学習は、

話をなるべく単純化して、
慣れることが大切。


しっかり説明しますね。

さあ、成績アップへ、行きますよ!


■まずは準備体操を!

「えっ? “わたし”に I と my があるの?」

「使い分けるってこと?」

と驚いた中学生はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね?


I と my の使い分け

「人称代名詞」とは


初級英語の大事なコツを、

丁寧に解説しました。


読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ!”

と実感がわくでしょう。


(ネット検索で、

 途中から読み始めた中学生も
 いると思います。


 大事なページは、リンクを貼って
 読めるようにしておきますね。

 英語のコツは、基礎から順に
 積み上げることです。


 一歩ずつ、実力アップできますよ!)



■格変化は、I と my が基本

では、準備のできた中学生に向けて、

本題へと進みましょう。


教科書や参考書では、

「主格」

「目的格」

という用語がよく出てきます。

“知らないと英語が話せない”とか、

そんなことは全然ないので
安心してよいのですが、

授業が分かりやすくなるので
この記事を用意しました。


教科書を見ていただくと、

「人称代名詞」

のコーナーに、表があります。


そして、“わたし”という欄に、

主格(1列目) = I

所有格(2列目) = my

とまとめられています。


準備体操を終えた皆さんは、すでに、

I (私は/私が)

my (私の)

と意味を知っているので、

もう英語は使えるのですが、

念のため、「主格」「所有格」
言葉の意味を説明しましょう。

------------------------------------
【主格】 (1列目)

「主語」になれる形のこと。

・日本語の「が」が、含まれている。

⇒ だから、「私が」「私は」と訳す。

(※ 日本語では、

 「は」は「が」の仲間です。)


【所有格】 (2列目)

「私の●●」のように、後ろに名詞が来る。

「誰の持ち物か」をはっきりさせる。

⇒ だから、my は「私の」と訳す。

(例)私のかばん my bag

(例)私の母 my mother
------------------------------------

こういうことですね。


特に大事なのは、

・my は単独では使えない

 (後ろには必ず名詞が来る)

という点です。

「私の●●」というセットで、

my ●● という言い方にしましょう。


特に多いパターンは、“家族の紹介”です。

「私の父」「私の母」「私の妹」

といった表現で、毎回使いますよ!

これが my の大事なコツです。



■よくある問題をマスター!

中1英語のよくある問題です。

-------------------------------
次の(  )の中に、

I か my の適切な方を入れなさい。

(1)( ) play tennis.

(2)( ) father is a teacher.

-------------------------------

さっそく始めましょう。

わざと「日本語訳なし」にしました。

訳がなくても、

I と my の意味を知っていれば
答えられますよ。



(1)は、文の先頭ですし、

主語になる可能性が高そうです。


主語になりそうと思ったら、

I (私は)を入れてみましょう。


そして、入れたあとに、
自分で訳してみればよいのです。

(それで確かめられます。

 数学の「たしかめ算」と同じです。

 これがコツですよ!)


I (私は)を入れれば、

私はテニスをします。 I play tennis.

となり、意味も通ります。

もちろんこれが正解です。


次に、(2)です。

再び文の先頭なので、

“主語かな”と一瞬思うでしょう。


でも、先ほどの説明で――

“家族の紹介”my を使いますよ、

という話を覚えているはず。


後ろが father (父)ですね。

ですから、my father (私の父)としましょう。


私の父は、教師です。 My father is a teacher.


これで正解となります。

納得ですね!



<ひとこと>

「人称代名詞」の表は、

I - my - me - mine

となっていますよね、4種類ですよね?

と感じた人もいると思います。


じつは、

目的格 me (私を)

についても、すでに解説しています。

こちらのページですね。


ついでに、mine (私のもの)

使い方も説明しました。

必見のコツですよ。



「よしっ!」

という声がたくさん聞こえました。

「人称代名詞」の格変化

に納得したんですね。


もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です!
 

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