おおっ! これが 「3人称・単数」 | 中学生の「英語」のコツ

教科ごとの勉強法

「3人称・単数」とは、何のこと…?(2)

 
中学生から、こんなご質問をいただきました。

「“3人称・単数”には、

 it も含まれるのですか…?



はい、その通りです。

すばらしい質問ですね!

英語の大きなポイントですよ。


3人称とは、

「わたし」と「あなた」以外

のことですから、

人間以外も含みます。

動物や、ものも3人称なのです。


詳しく説明しますね。

さあ、成績アップへ、行きますよ!


■まずは準備体操を!

“えっ? 3人称って何ですか”

“わたし以外? あなた以外?”

と驚いている中学生はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね?


「3人称」とはそもそも何か


大事な初級英語のコツを、

しっかり解説しています。


もう1つのページでは、さらに、

3人称の代表―― he と she

を挙げました。


大きく差がつく「3人称」について、

根本を説明し、中1英語のコツ
示しています。


読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ!”

と実感がわくでしょう。


(ネット検索で、

 途中から読み始めた中学生も
 いると思います。


 大事なページは、リンクを貼って
 読めるようにしておきますね。

 英語のコツは、基礎から順に
 積み上げることです。


 一歩ずつ、実力アップできますよ!)



「動物」も3人称

では、準備のできた中学生に向けて、

本題へと進みましょう。


「野口さん」(野口英世)や

「徳川さん」(徳川家康)が

3人称なのはもうOKですね


実は同じ理由で――

「ワンちゃん」「お犬さん」も3人称です。

動物も3人称

ということになりますね。


小さいお子さんほど、
実はすぐ納得してくれます。


子供の視点で考えましょう。

「わたし」でも「あなた」でもないものは、

「~さん」と呼べるもの(=生き物)

と考えられます。


ですから、

「ウサギさん」「ヤギさん」でもよく、

すべて3人称です。


その証拠に――

オスの動物であれば、2回目から he と、

メスの動物であれば、2回目から she と呼べます。


よって、生き物は3人称。

納得ですね!



<ひとこと>

“性別不明だったら?”

そんな疑問も出るでしょう。


たとえば、飼っている金魚で、

性別が分からないことも。


◇性別不明なら、 it を使う

これが英語のルールです。


「うちの金魚が…」

「うちの金魚が…」

と繰り返したくない時は、

2回目から it を使えば、簡単です。


そんなわけで――

生き物は3人称。さらに納得ですね!


(ちなみに、2匹以上いるときは、

 they を使いますよ。

 「3人称・複数」ですね。


 they は性別に関係なく使えます

 性別が分からなくてもOKです。)



■「もの」も3人称!

さらに、大事なお話を。


結論から言えば、

「もの」も3人称

となります。


理由を説明しますね。


子供が、ロボットに対して、

「ロボットさん」と呼ぶのは
よくあることです。


車や、電車を“生き物”と見なして、

「車さん」という言い方もします。


これは、子供が変なのではなくて、

私たちの脳が、もともとそうなのです。


動くものを、広い意味で動物と見なし

身の回りにある「もの」は、

“みんな命を持っている”

と、感じる傾向があります。


特に、子供はそうです。

 有機物 = 生物

 無機物、金属 = 生物ではない

 と分ける人は、科学を習った影響です。)


このように人間の脳は、

「もの」にも命を感じやすいのです。

原始的な宗教や、原始的な言語は、

「もの」と「生き物」を
あまり分けないものです。



このことが――

実は英語にも影響しています。


「ロボット」や「車」のような、

“もの”も3人称です


さらに、

動かないものであっても、3人称です

「鉛筆」「消しゴム」も3人称。


ものには、ほぼ性別がないので、(※)

2回目からは it (それ)を使います。


(※ 「人形」などで、性別がある場合には、

 he や she も使えます。

 こういう点でも、

 「もの」と「動物」の境目について、

 脳はもともと、気にしないのですね。)


なお、ものが「2個以上」のときは、

they (それら)が使えます。

「3人称・複数」ですね。



<まとめ>

性別が分かる動物 ⇒ he や she が使える

・人形やロボットでも ⇒ 性別があれば、he か she


性別が分からない動物 ⇒ it を使う

・身の回りの色々な「もの」 ⇒ 性別がないなら it を使う


そんなわけで――

◇「動物」も「もの」も3人称

he, she, it はすべて3人称

となります。



<ご質問のお答え>

性別が分からない動物やものは、

“ it ” を使います。

「動物」「もの」はどちらも3人称。

だから it は3人称です。


1個(1匹)ならば単数。

ですから、

it は「3人称・単数」

となります。


he, she, it はどれも「3人称・単数」です。

(数が増えたら、複数なので they です。)


英語のコツが、見えましたね!



「よしっ!」

という声がたくさん聞こえました。

「3人称・単数」とは何か

を理解したのですね。


もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です!
 

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