「負の数」のかけ算、コツを公開！ | グングン上がる中１生の「数学」

中１です。「負の数」のかけ算のコツは…？(1)

　
中学生から、こんな質問を頂きました。

「正負の計算が、苦手です。

　“負の数” のかけ算が…。

　コツはありますか？」

はい、もちろんです！

これからお見せするコツで
成績アップできますよ。

「正負の数」は、

中１序盤の大事な分野。

しっかりした計算力を
つけていきましょう。

すぐ分かる「ポイント」を

解説しますね。

読めば“お得”なレッスンです。

さあ、成績アップへ、行きますよ！

■「かけ算」とは、そもそも何？

“かけ算で悩みます…”

そんな中学生のために、

あえて基本に戻ります。（小２内容）

「かけ算」ってそもそも何？

小学校で習ったことの確認。

これがすごく大事なんです。

◇かけ算とは

　⇒「足し算」を何度もすること！

これです。

この理解が大切。（ズバッ）

たとえば――

「２×３」とは、何のことか。

「×３」とは…

・３個ある

・３回、足し算する

ということです。

なので、「２×３」は、

・２が「３個ある」ので

・それを足しなさい

こうなのです！（ドーン）

ですから、

◇２×３＝「２＋２＋２」＝６ ［答］

“おおっ！”

そうです、大事なことを
思い出しましたね。

ですから、「２×４」なら、

２を「４回」足し算しなさい、と。

「２＋２＋２＋２」で、８ ［答］

バッチリですね！

■「マイナス」のかけ算も、同じ！

基本が分かれば、

「マイナスのかけ算」も同じなので、

簡単にできます。

「－２ × ３」

もう大丈夫ですよ！

「－２ × ３」は、

－２を、「３回」足し算する。

　　　↓ だから…

（－２）＋（－２）＋（－２）

＝－６ ［答］

どうですか、ビシッと出ましたね。

「－５ × ２」なら、

－５を、「２回」足し算する。

　　　↓ だから…

（－５）＋（－５）＝－１０ ［答］

“おおっ！”

という声が聞こえました。

そう、これが「成績アップの鍵」。

“数学には、コツがある！”

さあ、どんどん進みましょう。

…

■もっと「速い」方法は？

たとえば、

「－２ × ４」だと、

まじめに解くには、
足し算が「４回」になりますね。

（－２）＋（－２）＋（－２）＋（－２）

答えは「－８」と分かるけれど、

ちょっと面倒…

その気持ち、分かります！

なので、「－８」が答えだと

もう分かった皆さんは、

次のように、省略した計算を
することもできます。

　 －２ × ４

＝－（２×４）　← マイナスを外に出す！

＝－８ ［答］

これなら速いですね！

慣れてきたら、オススメです。

　 －５ × ２

＝－（５×２）

＝－１０ ［答］

“おおっ！！”

感動の声が出ましたね。

数学なんて、怖くありません。

上がるコツが、今ここに！

…

＜おまけ＞

さらに速くなる、必殺技。

◇かけ算は、順序を変えても同じ！

たとえば――

２×３ ＝３×２

（どちらも答えは「６」）

５×７ ＝７×５

（どちらも答えは「３５」）

なので、

◇ ３×（－２）　って何…？

これに悩む必要はありません。

（３を「－２回」足すの…？

　などと言わなくてもよいのです。）

「かけ算は、順序を変えても同じ」

ですから――

◇ ３×（－２）＝（－２）× ３

“おおっ！！”

そうです、逆にすればいいんです。

ですから、迷わず計算でき、

－２を「３回」足して、

答えは「－６」ですね！

…

「よしっ！」

中１生の声がたくさん聞こえました。

◇“負の数” のかけ算（基本）

を理解したのですね。

中学生の皆さん――

定期テストは、「学校ワーク」から
たくさん出ます。

スラスラできるよう、
繰り返し練習しましょう。

数学もグイッと、上げられますよ！
　